| ユーザー事例・アラコ株式会社様 (現「トヨタ紡織」様) | |
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*掲載の情報は、2003年7月のものです。現在「アラコ株式会社」様は、車両事業を分割、「トヨタ車体」様と事業統合されています。内装部品事業は、「豊田紡織」様、「タカニチ」様と合併し、社名を「トヨタ紡織」様と変更されています。このページには、車両開発の内容も含まれています。 トヨタグループでその実力をいかんなく発揮するOcé TDS800 増大する出力ニーズと多様なCADへの対応、環境への配慮 ![]() 世界的に売れ行き好調で躍進を続けるトヨタグループ。その中核を担うアラコでは開発・設計の海外シフトなど積極的な事業展開を図っている。トヨタ車の好調と自社の事業展開、リードタイムの短縮にともない、アラコにおける設計図面出力ニーズは増大の一途をたどり、より高精度・高速、加えて多様なCAD出力ができる新たなプリンタの導入が急務となった。検討の結果白羽の矢を立てたオセのOcé TDS800はこれらの必要要件を満たし、同時にアラコが掲げる環境への優しさにも配慮した製品として、同社の開発・設計現場を支援する強力なツールとなっている。
■車体や内装品を生産・提供しトヨタの世界戦略を担う
トヨタグループの中核企業
愛知県豊田市に本社を置くアラコは1947年(昭和22年)に創立され、トヨタグループの世界戦略を担う中核企業として大きな役割を担っている。
ランドクルーザーなどの車体・内装品を手がける
主な事業として、ランドクルーザーやコースターの車体、および乗用車、ミニバンをはじめとする車両のシートやドアトリムなどの内装品を幅広く提供している。
バリアフリーカーなど特装車も生産
助手席回転シートや車椅子搬入装置などバリアフリー機能を備えた身障者の送迎車をはじめ、園児送迎バスや救急車、移動販売車など特装車の架装も行っている。
自社ブランドによる電動車も提供
高齢者や足の不自由な方の移動手段として電動4輪車を自社ブランドで提供している。この電動4輪車エブリデーには、警備会社セコムの位置情報サービス「ココセコム」を搭載するなどお客様に充実した安心を届ける福祉車両として注目されている。
国内外に拠点を効果的に配置
国内生産拠点は吉原、猿投(さなげ)、豊橋、九州にそれぞれ配置。海外では北米をはじめ、台湾、中国、インドネシアなどアジア各国、欧州ではスロバキアなどに目的別の生産拠点を展開する。中国・上海には自動車内装品の技術開発拠点を新設、将来的には中国をはじめとする海外拠点のための開発・設計業務も分担させていく計画である。
人と環境にやさしいグローバルカンパニー
環境に対するやさしさもアラコの企業ポリシーである。リサイクルの促進、CO2の削減はもちろん、環境にやさしい植物の代表とされる「ケナフ」を自動車部品に初採用するなど、エコ製品の開発にも力を入れている。1999年には全工場においてISO14001の認証を取得。2003年にはゼロエミッションを達成している。
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■増え続ける出力ニーズをこなす能力と多様なCADへの対応が課題
大量出力できる高い生産性が求められた
アラコの開発・設計現場では最近、設計図面の出力ボリュームが増大している。ランドクルーザーをはじめとするトヨタ車が国内外で好調な売れ行きを示し、開発・設計の種類も量も増え続け、図面出力ニーズの増大に結びついている。 「また当社に限らず自動車業界では部品メーカーも含めて短納期が求められています。そのため必然的にリードタイム短縮が不可欠になり、開発・設計の現場でもスピーディーな作業が要求され、プリンタについても高精度はもとより、図面を短時間で出力できる高速性・トラブルのない安定性が一段と要求されています」とアラコの情報システム部第2システム企画室の黒柳正美室長は語る。
将来の三次元化・PLM化に伴うCATIAへの期待
また設計作業の効率化とスピード化を図るためのCADについても、アラコでは統合CAD、UNIGRAHICS、CATIAなどの複数のCADフォーマットが使われている。そのためこれら複数のCADから出力できる高精度・高速なプリンタの導入もまた大きな課題になっていた。 「当社では各種プロジェクト稼動に応じて、エンジニアたちはトヨタ自動車や当社の国内外の各工場、関連会社など仕事するのに最適な場所へと移動して業務を行います。これらの開発・設計現場では多様なCADが使用され、エンジニアがそれらに対応するとともに、出力機器もまた幅広いCADフォーマットへの適応力が求められてきたのです」と情報システム部第2システム企画室の清水健久氏は語る。 特に世界的に普及度を高めつつあるCATIAへの対応は今後アラコが国際戦略を強力に推進するためには不可欠な要件であり次期プリンタにもCATIAの確実な接続性はぜひとも求められた。
企業ポリシーにふさわしい環境に優しい製品を
「また当社は環境に配慮することを企業ポリシーに掲げ、再生紙などエコ製品の使用を促進したり、省エネを心がけるなどの努力を行っています。したがって新たに導入するプリンタにも、環境に優しい機能を備えた製品が最適でした」と黒柳室長は語る。
■群を抜く出力生産性の高さとトヨタグループでの採用実績、環境適合性で選択
高生産性のため2台が1台に集約できコストも低減
アラコでは数社のプリンタを検討、綿密なテストを行って機能を確認した。その結果選ばれたのがオセのOcé TDS800であった。 「選定の決め手になったのは、まず高精度かつ高速で出力をこなしてくれる出力生産性の高さです。それまで同じオセのハイエンドプリンタを2台使っていたのですが、それと同等の出力ボリュームを、新しいOcé TDS800はなんと1台でこなしてくれました」と清水氏は語る。 現在、出力ボリュームはロール紙の長さに換算して月平均で10km、ロール紙約50本分である。この出力ボリュームをOcé TDS800は余裕を持ってこなし、導入以来トラブルも起こしていない。 「当初は従来と同様に2台必要かと予想していたのですが、Océ TDS800は2台分が1台でOK。そのため導入コストは約半分で済んでしまいました。また機能が1台に統合されたため省スペースも実現、静粛性も進歩しているため、オフィスの快適性も向上しています。6本ロールタイプである点も、ロール紙を交換する手間が省けると好評です」と黒柳室長は語る。
多様なCADにも万全に対応
オセ製品は多様なフォーマットに対応できることが大きな特徴であり、CAD出力に関する長年のノウハウに基づき、CATIAを含む多様なコンピュータアプリケーションから確実に接続し、トラブルなく出力する接続性を備えている。この高い接続性もOcé TDS800を選択した大きな理由だった。またアラコでは以前からTDS600、9600、9300といった製品を数多く使用しており、オセに対する信頼感もまたOcé TDS800選定の決め手になった。 オセはCATIAの開発元であるダッソーシステムズの“ソフトウエアゴールドパートナー”であり、CATIAからの出力を効率化するソリューションを提供できる世界で唯一の存在である点も将来的に期待されている。
エコペーパー使用など環境適合性も合格点
Océ TDS800はエコペーパーも使用でき、この点もアラコでは高く評価した。再生紙のほか、ダイオキシンなど環境ホルモンの発生量を抑制し、ヨーロッパの厳しい環境基準をクリアしている無塩素漂白紙が使える。これもISO14001を全工場で取得しているアラコにふさわしかった。
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