ユーザー事例・紅屋オフセット株式会社様  
両面半自動出力で効率化
折丁制作で営業担当の作業軽減
 
専務取締役
川崎 謙一 様
プリプレス課
菊池 光貴 様

お客様
紅屋オフセット株式会社
業  種
印刷業
業務
印刷物受託製造
用途
校正・検版作業用の両面印刷
機  種
Océ TCS500 Extra

■ 両面印刷で美しい折丁を 
紅屋オフセット梶i今井義敏社長)は昨年十月、両面プリント対応の大判高速カラーインクジェットプリンタ「Océ TCS500 Extra」を導入し、校正・検版作業を大幅に効率化した。

 同社は全国印刷会社の協力工場として印刷物受託製造に特化している。東京都文京区の本社工場、埼玉県の深谷工場、和光工場では計13台のオフセット輪転機、菊全・菊半合わせて7台の枚葉オフセット機が稼動している。
月間の版数は約八千版。ピークの昨年12月には一万版を記録した。2005年に導入したCTPシステムの稼働率も向上し、昨年3月には2台目を設置している。CTP化率の上昇に伴い、プリンタによる校正出力数も増加していた。

 同社では雑誌やフリーペーパーなどの頁物印刷の場合、15名の営業担当者が下版前に大判プリンタで出力された面付校正紙でノンブルだけでなく、見開きの頁割などを丹念に確認する。万が一、間違って納品してしまうと会社の信用問題にも発展しかねないため、夕方に帰社した営業担当者は遅くまで真剣に内校作業に取り組む。

雑誌やフリーペーパーの頁物では月間で約三千版を出力する。Océ TCS500 Extra導入以前にも大判インクジェットプリンタで校正を出力していたが、営業担当者が片面ずつ出力された面付校正紙を手で貼り合わせて折り、頁割を確認する折丁を作成する。この作業に一日約2時間かかっていた。

 同社の川崎謙一専務取締役は「昨年9月頃、朝の通勤電車の中で閃いたわけです。営業担当が毎日、折丁を作っているが、両面自動で出力できればお客様に対応する時間がその分増えるのではないか。しかも天地の貼り間違いもなくなるのでは」と校正・検版作業の効率化を考え、対応するプリンタの選定に入った。技術情報を提供するジーエーシティーに問い合わせたところ、オセのOcé TCS500 Extraを紹介され、検証し、わずか1ヵ月後に導入に至った。

officeそれまで折丁を作る時には蛍光灯に紙を透かして二枚の校正紙のトンボを合わせ、テープで止め、折った後に天地・小口をカッターで切っていた。トンボがずれて切り方が悪いとノンブルまで切り取ってしまうこともある。
Océ TCS500 Extraによって貼り合せる手間が省け、ノンブルを切り落とすこともなくなり、営業担当者も校正が見やすくなったと評価している。

 時間だけでなく、コスト面にも効果があり、「一つ折丁を作るのに二枚の紙が必要でしたが、今では一枚になりました」(同社業務推進部プリプレス課・菊池光貴様)という。

 川崎専務はOcé TCS500 Extraについて「一人2時間分が削減されたということは四人分ぐらいの効果があるということ。使う紙も少なくなり環境対策にもつながります。また原油高で資材が高騰していますので、コストをいかに吸収するかが課題になっています。両面プリンタの需要は益々高まるのではないでしょうか」と述べている。
(取材協力:プリンテックステージニュース)