| ユーザー事例・東洋エンジニアリング株式会社様 | |
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ワールドワイドに拠点を持つオセのサポートへの信頼 Océ TDS600の優れたネットワーク性能 ![]() 東洋エンジニアリング株式会社は、海外でのエンジニアリング事業を国際分業という形で躍進させる一方、IT産業システム分野にも力を入れている。積極的にITを導入し、業界をリードする東洋エンジニアリングだが、国境を越えた海外との協同プロジェクト推進におけるドキュメントの入出力と配布に問題を抱えていた。そこで今回、問題の抽出と解決を担当したエンジニアたちにその経緯を語ってもらった。
東洋エンジニアリング
東洋エンジニアリングは、長年培ってきた総合エンジニアリングの技術力とプロジェクトマネジメント能力を基礎に、ITに代表される最新技術を付加することによって、これらのビジネスを国内外のマーケットで推進している。
設立は1961年で、当時からインドやソ連など世界各国の大規模プラントを手がけてきた実績がある。現在の年間売上高は1500億円を超え、ソウルや上海などをはじめ世界中に事務所をかまえる国際企業である。その企業活動は、地域社会はもとより地球環境とも深い関わりを持っており、時代の要請に適応したエンジニアリングを提案・提供している。 現在、その事業部は大きく2つに分けられている。一方は、産業施設や製造設備の設計などの技術サービスを提供するEPC(Engineering Procurement and Construction)ソリューション事業である。海外事業本部は、石油資源を有効に活用する先進の精製技術や燃料電池をはじめとするクリーンな発電システムなどエネルギー複合化時代の最前線で、未来を先取りしたエンジニアリングを展開している。またプロセスプラントでは豊富な実績があり、そのテクノロジーは世界的にも高く評価されている。 基本設計は千葉にある本社を中心に行っているが、施工開始後も海外拠点との絶え間ない交信を通じて、キメの細かい対応でプラント運営のサポートをおこなっている。世界中に張り巡らせたネットワークを活用して機能性・コスト性に優れる機器を調達するなど、合理的なトータル・エンジニアリングを展開している。 もう一方は、情報技術を核としたシステム構築に関わるeソリューション事業本部である。ここでは現在、海外拠点やプラント建設サイト、多くの海外パートナー会社との間で電子文書を共有するための、EDMS(Enterprise Document Management System)構築を推進している。 また、エンジニアリング分野で蓄積してきた経験や技術を製造業などにも活かし、システム構築からその運用までを提案する事業展開を行っている。海外エンジニアリングのプロジェクト進行中には、多くの電子図面、データベース、そして設計ソフトウエアを海外拠点で効率的に運用することが必要である。「KitASP社のGo-Global」社内LAN環境を前提に作成された設計ソフトウエア「KitASP社のGo-Global」をインターネット経由で利用し、既存のソフトウエアを最大限に活用して、世界各地で本社と同じオフィス環境の展開を図っている。 今回お話を伺ったのは、海外事業本部とeソリューション事業本部の両方に所属している木村氏とドキュメント・コントロール・センターの舟山氏。お二人は、海外プロジェクトの設計業務におけるドキュメント配布と図面入出力に課題を抱えていた。そこで、ドキュメントシステムについての課題抽出および将来のネットワーク構築など広い観点からお話いただいた。 ![]()
■ドキュメント業務の問題点
図面配信の遅れは業務に多大に影響。紙での配布から電子配信へ
東洋エンジニアリングは、設計時点から国内外並行して海外現地法人とこまめに連絡をとりながら業務を進めるコンカレント(同時並行)エンジニアリングを志向している。 「当社では、海外企業と分業し、設計や施工を同時並行で行うようにしています。ですから、図面を海外へ配布し、現場で頻繁に発生する設計変更を図面に追記して、返送してもらっていました。紙図面を郵送すると1 週間くらいかかることもあり、電子データによる配信のメリットは大きいです。」と木村氏は語る。 国際分業ではタイムリーな図面のやりとりが不可欠であり、今後、大判図面の迅速な入出力や電子配信の重要性がますます高まっていく。
海外との入出力システムの統一。残る海外送信の心配
「国際的に業務を進めるうえで、異なる入出力システムでは確実な図面配信ができない場合があります。海外にも同じシステムを導入する必要があるので、世界的規模での機器購入が可能でないと統一したシステム環境ができません。また、スキャナで入力したデータを海外へ転送する際に、ファイルが現地で開けなかったり、入力ミスに気がつかなかったりすることがあります。誰もが開けるファイル形式で入力でき、ファイルを事前チェックしながら送信できるような入出力機がどうしても必要でした。」と木村氏は言う。
優れたネットワーク性能が必要。大量のファイリング業務が発生
「本社内でも大判画面の出力をする可能性のある設計者は300人以上、その中で常時大判画面の出力をする設計者は3つのフロアーに50〜60人もいます。生産性の観点からも、接続性に優れ、業務を中断させることのない安心できる入出力機器が必要でした。」
「プラントで使用された図面は、計算書も含めすべて提出図書として、複数部コピーされます。その量は、キングファイル200〜300冊にのぼります。また、大判図面をA3やA4に縮小しなければならないのですが、その際に文字がつぶれ細線が見えなくなることがありました。」と木村氏。大量のファイリング作業が出力作業で中断されると作業効率が大きく下がることも懸念事項であった。
東洋エンジニアリングの選択
東洋エンジニアリングはグローバルかつ厳しい視点で、入出力複合システムのOce TDS 600を導入した。 オセは、世界32カ所に拠点をもつ、ワールドワイド企業。全世界をカバーする海外市場でのオセのサポート体制の良さは、信頼と実績ともに、国内では想像もできない程高い。海外拠点でも日本と同じ製品が調達でき、同等のサービスを受けることができる。また、Oce TDS 600は、ネットワーク性に優れたパワーロジックコントローラを装備し、どのような入出力環境にも適合することができる。その優れた並列処理能力は、出力業務の生産性をまったく損なうことなく、並行して入力業務ができるので、出力速度以上に業務の効率化を実現する。 「ボタンひとつでスキャンデータを直接PDFファイル形式にして、世界中の指定PC に簡単に送信できるようになりました。一度自分のPCにファイルを送り、Acrobatを使ってPDF変換する必要がないので、作業効率の大幅な向上がはかれます。
Oce View Stationでは、入力したファイルを都度、モニタ上でチェックできます。これによってスキャン結果の確認が確実に出来るので、安心して図面データを送れるようになりました。また、Oce View StationのBatch オプションを使って、大量の図面を一括して編集・ファイリングできます。面倒な孤立点の削除(ゴミ取り)や傾き補正等のさまざまなラスター編集が自動でできるので、図面ファイリング作業のスピードアップにつながっています。」と舟山氏は図面入力の業務改善について語る。
今回導入したOce TDS 600は、4段ロール仕様だが、必要に応じて最大6ロールまでの、増設やカット紙フィーダの追加が可能である。受注するプロジェクトによって必要な入出力環境が変化するので、将来、機能拡張できることは、Oce TDS 600を選択する大きな要素であった。東洋エンジニアリングにとって、重要な経営資源となる社内インフラの構築にOce TDSシリーズは今後も大きな役割を果たすことになるだろう。
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